第6回 池淵孝一郎/インテリアデザイナー
「飽く無き150 年」

我山百感 第6回 池淵孝一郎/インテリアデザイナー
撮影協力:シンガポールのアトリエにて
撮影協力:シンガポールのアトリエにて

「飽く無き150 年」

第6回 池淵孝一郎/インテリアデザイナー

常に良いものを求め続ける姿勢はどの世界においても大事だと思う。
完璧などない。だから進歩し、新しい扉を開けて壁にぶち当たる。
繰り返しのプロセスほど楽しくも苦しいものはない。物事は永久に深く掘れるものなのだ。 『我山』は名前が示すように孤高を極めようとしている酒かもしれない。
孤高ほど面白くも厳しい美学はない。だから魅力的なのである。
経済成長を続けるたった 57 歳のシンガポールは、まさに独自の戦略で駆け上がる東南アジアの星である。
少し前から日本食ブーム、グルメブームに乗り、日本でもお目にかかれない超高額なお酒が飛ぶように売れている。
57 歳のシンガポールはまだまだ若いが、そろそろ 150 年の深みを味わってもいいと思った。

池淵孝一郎

1965 年大阪で生まれる。
1996 年よりシンガポールにおいてデザイン活動を開始。
2004 年から atelier ikebuchi pte ltd を主宰。 アジアを中心にリゾートホテル、高級コンドミニアムのインテリア等多数を手がける。
Singapore President's Design Award, MIPIM Asia Awards, BCI Asia Interior Award 等受賞多数。 最近では、2021 年に南軽井沢エリアに 15000 平米の敷地を有する低層高級マンション「OST Karuizawa」のインテリアデザインや、北海道比羅夫に 2022 年 8 月ソフトオープンの 190 戸から なる高級ホテルコンドミニアム「雪ニセコ」(Property Guru Asia Property Awards 最高賞受賞) においてロビー、バー、コンシェルジュからなるパブリックエリアデザインを担当するなど、日本 国内の仕事に力を入れている。